【ポケモン剣盾】ジムチャレンジ最終15位 カポラプミミッキュ
インターネット大会のジムチャレンジで使用した構築になります。
●レギュレーション
ポケモン剣盾に登場するジムリーダーが使用するポケモンのみが参加可能なシングル63形式の大会。
マリィのモルペコなど一部例外あり。
具体的には
キュウコン、ウインディ、カイリキー、ポニータ(ガラル)、ギャロップ(ガラル)、ゲンガー、マタドガス(ガラル)、トサキント、アズマオウ、ラプラス、キレイハナ、ヌオー、ツボツボ、カポエラー、バンギラス、ルンパッパ、ダーテング、ペリッパー、サーナイト、クチート、コータス、フライゴン、チェリム、スカタンク、グレッグル、ドクロッグ、トゲキッス、ヨノワール、レパルダス、ギガイアス、ヒヒダルマ(ガラル)、ズルッグ、ズルズキン、デスマス(ガラル)、ゴチム、ゴチミル、ユニラン、ダブラン、シャンデラ、ゴロンダ、カラマネロ、ガメノデス、ニンフィア、ルチャブル、ヌメルゴン、ドヒドイデ、エンニュート、アマージョ、グソクムシャ、バクガメス、ミミッキュ、ヒメンカ、ワタシラガ、カジリガメ、セキタンザン、アップリュー、タルップル、サダイジャ、サシカマス、カマスジョー、ストリンダー(ロー)、マルヤクデ、オトスパス、ポットデス、ミブリム、テブリム、ブリムオン、オーロンゲ、タチフサグマ、サニゴーン、ネギガナイト、バリコオル、デスバーン、マホイップ、タイレーツ、モスノウ、イシヘンジン、コオリッポ、モルペコ、ジュラルドン
●構築経緯
S4の頃に結果を残していた粘土ラプラスのキョダイセンリツからアッキミミッキュを展開するラプミミが強そうな環境だと感じたので、この2体から構築をスタート。
・参考にさせていただいたこばやしさんの構築記事
【S4使用構築】ラプラスミミッキュ【最終66位】 - 小林の小話
元記事のホルードの代わりに初手に出す襷ポケモンとして候補を探していたところ、知り合いから襷ストリンダーをよく見かけるということでまずは仲間大会でストリンダーラプラスミミッキュを試してみた。
しかしストリンダーでは初手によく出されやすいヒヒダルマ・ギガイアス・フライゴンに対して有利とは言えず、基本選出にするには対応範囲が狭いと感じていた。
情報を集めるために色んな人のジムチャレンジ配信を見ていて、対戦相手の使用していたカポエラーが自分の求める性能をほとんど備えていることに気づき、ここまでを基本選出に決定。
残りの3体は基本選出が出せない構築を相手にするときに出すために埋めていった。
●使用構築
初手に出して広く対面で殴り勝っていける襷ポケモンとして採用。
ASガラルヒヒダルマがバレットパンチで確定2発なので、つらら怯みを押し付けられないのがとても偉い。インファイトに対して後出しされるトゲキッスに対してもトリプルアクセルでH振りまで確定(3発当たれば)でエアスラ怯みもバレパンで拒否できる。
地ならしでジュラルドンミミッキュウインディに対してSを逆転させながら殴っていけて、ミミッキュやコオリッポにはトリプルアクセルで皮を剥ぎながら本体を削る選択肢も取れる。この環境においてのみ、かなりの対応力を持つポケモンでした。
対面で明確に勝てないのがドヒドイデやHBウインディなどの物理受けポケモンなので
それらの他にも受け寄りのポケモンが多く見られた時だけ選出を控えましたが、8割以上の試合で初手に投げて試合を作ってくれたMVP。
②ラプラス
構築の始点。壁を張ったら早めに退場してほしい場面が多いと思っていたので元記事の通りCS振り切り。
最初は滅びの枠を絶対零度で使っていたが、ダイウォールが欲しかったのと最後の詰めに使いやすいということで変更した。かなりの試合で滅びの歌で詰める選択肢を取ったので正解だったと思う。
サイクル構築ではないがラスト1匹にドヒドイデを持ってきてミミッキュを止めようとする相手がそこそこいたので、数的有利さえとればドヒドイデ入りにも負けないのは偉かった。
特性の選択が難しく、今回はピンのカジリガメに気持ちよく雨にさせたくなかったので貯水にしたが、うるおいボディやシェルアーマーならな~と思う場面も多かった。
調整を考える時間が無くて流用個体のため元記事から変更していないのだが、技に関してゴーストダイブがミミッキュミラーであまりにも弱かったのでシャドークローに変更した。
1度目に潜った仲間大会で10戦ほどのうち8試合でミミッキュミラーになり、そのうち4試合でシャドークローではなかったために負けたのでS無振りはシャドクロ一択です。
予定通りに壁から展開できれば、相手にダイマックスさえ無ければ黒い霧ドヒドイデくらいにしか負けないスペックを持っている。この環境もミミッキュは最強でした。
④ジュラルドン
カポエラーが出せない時に出すための初手要員として採用。
一応カポエラーが不利をとるドヒドイデに10万ボルトを押せて、オーロンゲに対しても一致弱点を突いていけるので採用したが、正解だったのかはいまだに分からない。結局オーロンゲ入りに対してもカポエラーから出すようになってしまったし。
ミミッキュの皮を剥ぎながらSを逆転できる岩石封じを採用しているが、初手にミミッキュを出されることは少なかったので電磁波の方が有用に働く場面が多かった気はしている。
襷はカポエラーに取られていて、初手に出したときにカマスジョー、ヒヒダルマの格闘技を耐えたかったのでヨプの実。
受け寄りの構築を崩すためと、見た目地面の一貫を切りたかったので採用。
ドヒドイデに対して挑発剣舞とラムの実で一度だけなら熱湯でやけどになっても勝てるようにしているが、出したのはコタルチャニンフィア相手の1回だった。
コータスの前でステロあくびされている間に剣舞2回積んでイージーウィンさせてくれたしポテンシャルはあると思うが、対面構築相手には弱い構成なのであまり出す機会はなかった。
受け回しに勝てるように剣舞ラムにしているが、素の耐久が低すぎて剣舞するターンにドヒドイデやウインディにダイマされて攻撃されると普通に負ける。
相手の対面構築に対して一定の強さを持つHBウインディ。
不利な岩タイプにも上から鬼火を通せるように最速バンギ抜き。ミミッキュに対して皮を剥ぎながらやけどを狙える、ジュラルドンへの打点になる、ダイマックスした時にDを上げられる等から熱砂の大地を採用しているがあまり活きる場面はなかった。
というかそもそもウインディ含めて基本選出以外は1,2回しか選出していない。このポケモンとサイクルを形成する相方がいないので当然の末路。
ルチャブルジュラルドンと合わせて見せポケとしての役割が大きかった気はします。
●総括
大会が終わってみてきつかった相手は受け寄りのサイクル構築・ペリカメ。
カポエラーで1体以上持って行った試合はほとんど勝っていたが、カポエラーで1体も落とせず、なおかつ相手のダイマックスも切らせられなかった試合はほとんど負けていたように思う。なので初手のカポエラーを完全に無力化できるHBウインディ等がいながら、選出画面では対面寄りの構築に見えるような相手にはこちらも基本選出で対応するしかなく、それが厳しかった。
ペリカメに関しては後攻とんぼでカポの襷を削りながら珠カジリガメを展開されると、ダイマックスラプラスもダイロックで落ちてしまうので先に壁を展開する必要があり、選出や立ち回りを歪まされるので難しい展開になりがち。
また選出はされなかったがコオリッポもラプミミの2体では上手く腹太鼓をされると厳しい。こいつが選出されなかったのはウインディ・ルチャブル・ジュラルドンの選出圧力が効いていたのだと思いたい。
基本選出がたくさん出せる構築が偉いとは思っているし、強い基本選出が組めたとも思っているが、裏の3体をもっと煮詰められればもう少し拾えた試合もあったので、次があるかは分かりませんがもし機会があれば納得する構築を組んで公式大会に臨みたいです。
最終結果
久しぶりの公式大会だったけど、仲間大会に出たりして少し準備期間を設けるだけで構築の調整や環境のメタが分かって楽しめました。ヨロイビギニングやカンムリビギニングではぶっつけ本番で大会に臨んで全く奮わなかったので、やはり予習は大事ですね。
・スペシャルサンクス
参考元の記事掲載を許可してくださったこばやしさん
構築考えたり仲間大会に誘ってくれたゾア君
カポエラーを孵化厳選から育成までしてくれたwaniさん
●対戦動画